デジカメで星空


   熊本県民天文台では、デジカメで天体写真を写すことを楽しんでいます。
 最近のデジカメでは、簡単に天体写真を撮影できます。ちょっと工夫すると、ノイズのない綺麗な画像を取得できますから、星野写真を撮影したり、望遠鏡にくっつけて月や惑星を撮影するのも簡単です。

  また、やってみると、星雲・星団も思った以上に写りました。使用している機材は、決して高価なモデルではありません。私が愛用しているのは、NIKONのE800。もう、2〜3世代前の製品です。最長露出は8秒しか有りませんが、同じ条件で数枚撮影し、ダークノイズを減算処理してから重ね合わせ処理しました。合計の露出時間は、40秒程度ですが、ご覧の通り。

 こうして得られた自前の画像で、天文台での解説番組をつくります。
 時には、小学生や中学生の「体験学習」でも活躍します。デジカメで、手軽に天体観測。その楽しさを「デジカメで星空」と表現しています。ちょっとだけ「科学する」って雰囲気でしょう?
 

いて座の球状星団M22

NIKON E800 テレ端
41cm反射、アイピース 13mm
自作アダプター使用
(コリメート方式)

 

ヘルクレス座の球状星団M13

NIKON E800 ワイド端
41cm反射、アイピース 13mm
自作アダプター使用
(コリメート方式)

M22に比べると、大粒の真珠といった風情

 

2002年9月23日の金星

NIKON E800 テレ端
41cm反射、アイピース 13mm
自作アダプター使用
(コリメート方式)

気流の影響で実物より「太って」写っている

  月の全景

ウサギの模様がよく分かる。
 
月面南部

クレーターの重なりがすごい
月齢とともに影の長さが変わるので、この付近は表情を大きく変える。
何度撮影しても楽しい「名所」の1つ。
  雨の海の周辺部

アペニン山脈からアルプス山脈にかけて
月の海の特徴がよく現れている。
  アペニン山脈

断崖絶壁の連なりが見える。
海の底にあたる地形も、断崖と同じように
たくさんの断層でずたずたになっている様子がわかる。